定額減税 年末調整|年末対応は労働基準法違反の可能性

法改正

定額減税 年末調整|年末対応は労働基準法違反の可能性

2024年6月|ニュースで話題の定額減税って何?

このたび、給与担当者を悩ませているだろう

”定額減税”

簡単にいうと、一人当たり住民税1万円、所得税3万円が減税されます
住民税は、自治体がすでに減税対応済み

そして所得税3万円の部分について、給与所得者の場合は会社が給与に反映させるといったものです

通常は給与及び賞与から所得税を控除しますが、所得税減税額3万円にみつるまで「控除しない」といった処理が発生します※なお、扶養人数等により金額は変わりますのでご注意を

この「控除しない」といった業務が、今回、給与事務担当者に関わる部分なのです

一部の会社さんでは、そんなこと言われても対応できないし・・・
年末調整で反映できるから、通常通り!!と腹を括っているみたいですが・・・

そこには大きな落とし穴が

実は労働基準法違反になる可能性があり・・・

このたび、厚生労働省労働基準局から通達が出た模様

労働基準法との関係

通達を確認したところ、労働基準法第24条賃金の全額払いの部分に違反する可能性があるとのこと

この労働基準法24条では、「法令に別段の定めがある場合」を除いて、労働者に直接、全額を、通貨で、一か月に一回以上、一定期間ごとに支払わなければならないと定められており、この全額払いの部分に影響が・・・

定額減税をしない場合、「法令に別段の定めがある場合」より過大に控除することになり
労働者の手取りが減ってしまいますので、この部分が全額払いに違反となる可能性があります

そのため、注意が必要ですね

従業員が定額減税を期待しているところ、給与に反映されていなければ・・・
信頼関係に影響が出る可能性も

労務管理にお困りでしたら

このように、目まぐるしく変わっていく法令に対応するためにも、専門家に相談できたら・・・

とお悩みの人事労務担当者様!

分かりやすく、人に優しい職場作りのお手伝いをさせていただきます!

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